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2013年


5月02日


トッピング1

【怪奇の章】
(幻覚と見間違え)
枯葉が動く。首のない灰色と茶色の混色。ヤモリの胴体。小刻みに地を這う。
ぞっとした。高木の根元に、黒い物体。首のない、ヒヨドリの死骸。


(記憶)
少年と少女の眼差しの先、最後の場景。
あの日の誓い。セピア色の写真。

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「なんか変なのが……出てくるの」

夢に殺される少女。

理解を得られないまま、じわじわと孤独に心を締め付けられ、
最後の助けの叫びを発するも……その声は届かない。

(総合病院精神科の医師。
(付属の調剤薬局、職員と通じている彼は、不正な売買の話をもち
かけ、ある錠剤を手に入れる。

トッピング2

13年間、あの薄暗い部屋の中で、ぼくは動物の顔をした人間たち
と生活していた。
真っ暗な部屋の中の、不健康そうに青白く光るテレビ画面。
いつもワケのわからない男たちが女の人を襲うビデオが再生されて
いた。動物人間は、みな、それに凝視していた。呼吸を忘れたよう
に、時折スクランブルの入る映像を瞳に映していた。
ぼくは部屋の隅で体を小さくして、自分の気配を掻き消そうと必死
だった。
――こっちに来い。
誰かの口から、そう低く呟かれることをひどく恐れていた。
空が明んでくる頃、動物人間たちは徐に腰を上げて部屋を出ていく。
その瞬間、ぼくは救われたような開放感を味わっていた。
力が抜けて、そのまま冷たい床に横たわり、まぶたを落として視界
を狭める。
いつまで続くのだろう……。
まどろみながら、恐れや不安のない生活を思い描く。
きっと、終わる日がくるよ。
泣き出したいのを胸の奥に押し込んでから、ぼくはゆっくり夢の世
界へ歩み寄っていく……。

静かに翳る エッグ

これは、まだ企画の企画段階で、書いていたイメージテキストだよ。はじめに【怪奇の章】とあるように、「○○の章」というものを4つ用意して作っていこうかなって、考えていたんだったよね。※暗澹と同じ

静かに翳る 幻の麻野

トッピング1の中頃にある「なんか変なのが……出てくるの」夢に殺された少女。というのもの、これは「涼子と優」の最初の形のようですね。

静かに翳る 動物人間

トッピング2なんか、そのまんまじゃねぇか!!

静かに翳る エッグ

作者さん、これらに関して何か話してよ。

静かに翳る MADOROMI

トッピング2は、これだけ具体的なイメージがあったから、絶対に使いたいと思ってた。この発想の元ネタは、おそらく道尾秀介さんの「ラットマン」を読んだ影響だと思う。「ラットマン」からは、いろんなインスピレーションを受けた。道尾秀介さんの作品なかで一番思い入れがある。

静かに翳る エッグ

懐かしいね、ラットマンもミ●ドで読んでたんだったね。

静かに翳る 動物人間

お前、ミ●ドに行ってばっかかよ。

静かに翳る MADOROMI

家じゃネットがつながってるから、集中できねーんだよ!!

静かに翳る 動物人間

はぁ!? 接続切ればいいだけじゃねーか!! 甘いものが食べたいだけだろ、どうせ!!

静かに翳る MADOROMI

甘いもの食べたいしコーヒーも飲みたいし、いいだろぉ!!?

静かに翳る エッグ

そうだそうだ!!

静かに翳る 動物人間

なにが、そうだそうだ、だよ! このクソ卵!!

静かに翳る 幻の麻野

次に行きましょうか。

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