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2013年


8月11日


何度も川に潜る。
葉一は放課後は音楽室に通いつめ、書店に行けば、作曲に関する
本を読み漁った。
しかし、たどりつかない。
記憶の中で流れる優しい旋律に手を伸ばすと、それはすり抜けるように
葉一から遠のいた。
微かに、その断片を掠めたような感覚があるだけだった。
優しいピアノの音色。
二人だけの秘密。
葉一はその朧げな感覚を失いたくなかった。
ほのかは、もう、そこにしかいない。
だから、いつも神経を尖らせていた。
毎日、頭に堆積する記憶の奥深くに潜り込む。
あの日の色、匂い、柔らかな音。
色褪せぬよう、幾度となく思い返した。


「おい、葉一……」

じわじわ。

不良兄が仲間を引き連れ毎晩のように
酒とタバコに浸りだっていた。
男たちの笑い声。
怒声。

隣室の自室で眠る葉一は、
毎晩、そのうねるような重たい響きを耳にした。

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高校生時代。

放課後、音楽室でピアノをいじっていると、
同じクラスの根岸という男が入ってきた。
「なんだなんだ?
随分、不気味な音鳴らしてるじゃん」
そうへらへらと口にすると、後ろからついて来ていた
二人の女が「それって思っきり悪口じゃない?」と言い、
可笑しそうに笑った。
葉一には何が面白いのかまるで分からなかった。
「俺、根岸正也。よろしくな」
後ろの女はクスクスと笑うだけで名乗りはしなかった。
名前に興味などなかったが、その笑い方が不快だった。
「音楽に興味あるなら、ダチを紹介してやるよ」
そう言ったものの、根岸は女と別の話を始めたので、
返事する必要はないと思い、無視することにした。

内面をほじり出す、根岸。

茜の登場。

不良どもの存在。


親のいない葉一は、バイトしている。

店長「最近、物騒だよなぁ。
桐谷君は男だし、まあ大丈だと思うけど、十分気をつけて帰ってよね」

「夏だしよ、どっか肝試しでもいかねえ?」

「あー俺、いいとこ知ってるぜ」

「マジ? 教えろよ」


「なあなあ、前から気になってたんだけどさ、お前、上手に
喋れないのか? なんか悩んでのか知らないけど、無視すんなよ。
なあ?」



不良グループの襲撃事件。
夜中、一人でいる若い世代の子供を襲う。
「うざいやつは、シメちまおうぜ?」

Y山荒らされる。燃えるピアノ。消える思い出。

心に浮かぶ風景をキャンパスに描く。


「お、その気になったか」
返事はしなかったが、それをゴーサインだと認識したらしく、
兄はひゃっほーなどと寄声をあげて、部屋を出て行く。
しばらくして、外でバイクの騒音と男たちの声がして、すぐ消えた。

「やべえ、マジでやべえことになった……」

「シンヤの奴、お前のダチ、殺しちまったみたいだ……」


後日、**の訃報を知らせる体育館で集会が開かれた。
教室の**の席には花瓶が置かれた。
挿さっていた花は白い花だった。




心が荒んでいく。

最後に発狂

「う・・う・・・うううああああああああああああああ!」



Y山で自殺を決意する。


静かに翳る エッグ

本編zipファイルをダウンロード
※流用、改変、転載などは、ご遠慮下さい。m(_ _)m
これは、暗色期のベースになるテキストだよね?

静かに翳る MADOROMI

多分、そう。

静かに翳る 幻の麻野

根岸正也(ねぎしまさや)なる人物や、暗色期の主な視点となる「茜」が登場していますね。

静かに翳る MADOROMI

!!

静かに翳る エッグ

どうしたの??

静かに翳る MADOROMI

自分でも驚いたが、このシナリオはあずさ編に採用されている

静かに翳る 動物人間

は?

静かに翳る MADOROMI

なんということだ!! このシナリオはにしたのだが……しかし、なんと数年経ったあと、これと同じようなものを私はまた書いている!! それを完成版に使用している!! まるで愚かな人類の歴史を目の当たりにしたかのようだ!!

静かに翳る 動物人間

は、なんだよそれ(笑)二度手間じゃねーか(笑)。

静かに翳る エッグ

皆、没ネタは大切に保管しておこうネ!☆

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